FXの差金決済 - ＦＸで稼ぐのは難しい？

◇FXの差金決済とは

FXの差金決済とはどんな取引なのでしょうか？ 例えば、外貨預金の場合は１万ドルを買おうとすると、１ドル１１０円の場合なら、１１０万円が必要になります。しかしFXの場合は、証拠金を５万円程度預けておくと、１万ドル（１１０万円）の取引が可能になります。これは、FXが「売りと買いの差額（差金）しか決済しない」という特徴を持っているからです。
さらに例をあげると、５万円を預け、１００万円分の信用取引口座を用意してもって、その金額で５０００ドルを買ったとします。（１ドル１１０円とすると、５５万円分使った事になります）
こうしてドルを買う事を「ドル円で、５０００ドルの買いポジションを持つ」といいます。（「ドル円で」というのは、通貨の組み合わせで、ドルとユーロの組み合わせなどもあります。また、買いポジションというのは、「買っている状態」という意味です。現金で１万ドルを持つ訳ではありませんので、「買っている状態」と言います）
この５０００ドルの買いポジションを持った後、１ドルが１１２円になったとすると、５０００ドル×１１２円＝５６万円です。持っている資産（買いポジション）が、ドル円の変動によって、１万円の利益があがりました。ここでドルを売ることで、買いポジションを解除すると「５６万円ー５５万円＝１万円」という差額１万円が、振り込まれることになります。

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